最近のこと
23時寝、7時起き。毎日の繰り返しだ。睡眠時間はちゃんと取りたい派なので、23時を過ぎるドラマやバラエティ番組のある日がちょっとストレスになる。部屋は何も変わっていない。家にある電化製品は電気ケトルと鼻毛カッターしかない。お金がなく25日の初任給までの辛抱だねという当たり障りのない話をよくしているが、会社の寮に入ってる身のうえ、そんなに不自由に感じないのでたぶん給料日を過ぎてもこの段ボールだらけの部屋は変わらないだろう。
そのためかテレビを見る時間が大きく減った。リアタイで必ず見ているのは『おはよう日本』と『鶴瓶の家族に乾杯』『いだてん』『水曜日のダウンタウン』『アタック25』くらいで、その他に関しては見逃した感がほとんどない。
あとの過ごし方は専らサウナか家事かTOEICの勉強か本・漫画である。最近はミワさん(@Not_sanrinsya2)の『やがてぬるい季節は』と若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬を購入した。読み進めたら何か一言書こうと思う。ミワさんみたいな文章を書けるようになりたいな。
5月に配属が決まるとしばらく工場研修が続く。配属面接がこの前あったが近い事業所ならどこでもと、中学3年生みたいなことを言った。「TOEICの勉強」はもちろん嘘であるが、9月には海外研修もあるので自分への戒めとして書いた。総括すると最近は意外と楽しい。
最近のこと
ここに来てから一週間が経った。仕事は4月以前から始まっていたので、早起きの生活は慣れてきた、とはいえない。それでも脳が危険信号を出して勝手に起こしてくれるんだからしょうがない。初日に引越しがあったり、役所に行ったりトイレットペーパーを買いに行ったりして大層疲れたのがずっと長引いていて何にもする余裕がない。iPhoneを見る時間が46パーセント減ったと日曜日の9時に通知が来た。疲れてるのに付き合いでボルダリングに行った。こういうのが交際費なんだと思いながら家計簿に2000円って書いた。難易度が幅広く、飽きさせない工夫であったので今週も行ってみようと思う。
仕事といってもまだ研修だから全然忙しくない。16時半終業なのに、ウオッカが亡くなったことを今知った。社服に着替える時間も手当につくのはいい。乾燥機はすごい。ここに来てから親に何もLINEしてない。「どうもありがとうございました」とだけ言ってこっちに来たが、乾燥機があるのでそんなに家事は苦労しない。電化製品のせいで母親のありがたみがわからない。三菱UFJ銀行の店舗はおろかATMすら県内に一つとしてない。マジ。今後給料を引き出す度に216円が引かれることになる。地方だからと思ってメガバンクを給与口座に選んだのに、って話をしたら同じ人が一人いた。テレビを録画するやつとテレビ台がない。8時始業だと朝ドラが見れない。BSは映らないしオンデマンドに登録しようかな。けどネットは27日にならないと開通しない。ギガ不足になっちゃうな。ギガ不足で携帯を振る広瀬すずのCM、ソフトバンクでも久々に良かったやつ。そろそろ水曜日のダウンタウンが始まる。えーっと6チャンはチューリップテレビだ。
最近のこと
神田松之丞問わず語りの松之丞|TBSラジオFM90.5+AM954~聞けば、見えてくる~
嘘みたいな挨拶ですがあけましておめでとうございます。いやー、どうやら僕の中でラジオと落語が熱いようです。学生生活で何度かチャレンジしようとしたものがラジオと落語と麻雀でした。もう間もなく卒業ですが、いつまでたっても麻雀は役を覚えられません。
日本一チケットのとれない講談師との呼び声高い神田松之丞の『問わず語りの松之丞』を毎週聴いています。“9人抜き”での真打昇進を鼻高々に語る姿は若い頃のオザケンのようじゃないですか。人が自慢話したりするのを聞いていると元気になれますよね。
トーク内でちょっとイジられていた杉咲花ちゃんのラジオも良いですね。台本をちょっと読み間違えちゃっただけで笑っていて、曲の感想のほとんどが「今度聴いてみます」の一点張りであるところとかもう最高ですよね。あとは安住さんの日曜天国とかでしょうか。芸人さんのラジオはコアなファンが幅きかせてそうで一切聴いてません。でもオードリーの武道館ライブグッズのリトルトゥーススウェット、めちゃめちゃ欲しい。
落語と杉咲花は『いだてん』でもくくれます。いやー、『いだてん』本当に面白い。物語と落語をリンクさせて、羽田の浜辺では「また夢になるといけねえ」の台詞があったり、「富久」や「付き馬」のような≪走(逃?)≫のイメージのある噺が挿入されています。落語でいえば「考えオチ」のような、明らかにちゃんと見てないと置き去り*1にされる造りになってますよね。大河ドラマとしては非常にチャレンジングな作品ですが、マラソン(オリンピック)と落語、東京というあらゆる設定がこじつけではなく、既にそこに生きていたかのような調和を生み出していて、これはれっきとした大河ドラマだと思いました。古今亭志ん生という明治-昭和を生き抜いた落語界のカリスマを語り手として登場させる点も上手いですよね。とりわけ井上剛さんの演出回は素晴らしく、8話の展開は本当に見事。説明するのも野暮なんで、見てない人で通ぶりたい方は「井上演出最高だよな〜」といえばばっちしです。
クドカンの文春コラムやインスタももちろんチェックしています。相当資料を読み込んでいるようで、コラムは毎週いだてんだらけ、裏エピだらけ。「これ史実?」「史実です」の応酬。歴代最低視聴率の大河ドラマとの触れ込みですからきっと落ち込んでいるようですけど、先週のコラムにはいだてん、もっとひねくれろとの一文が。四三くんへの強いエールだと感じましたし、おめぇは何んにもしんぺぇすることなかと中村獅童似のお兄さんも言っていました。
宮藤&井上関連では『あまちゃん』の総集編がBSプレミアムで再放送されますね。北鉄もとい三陸鉄道の全線開通を記念してとのことらしく、念願の久慈への旅行を計画中です。「宮古から山田線さ乗っで釜石へ〜」を実現できるわけですから、それは大変なことなんです。しかしながら盛〜気仙沼間など依然として復旧が進んでない路線もありますし、開通は3月23日からとのことで、26日に卒業式、27日に引っ越しの予定がある時分、ちょっと悩ましいところでもあります。
去年も300回(話)くらいみているドラマで、4年間通してほとんど成長してないのがバレるのはちょっと恥ずかしいのですが、それはそれで三鉄を応援する気持ちも変わっていないってことだと解釈しています。いやー本当に行きたいなー。
*1:テンポの良さも相まって
2018年ベストツイートTOP10
卒論の片手間に進めていた記事ですが、2018年に投稿されたツイートを勝手にランキング化してみました。感覚的なものですので、例えば7位と8位の差について納得させられるほどの根拠も無いですし、その日の気分で結構変わったりすると思います。非公開アカウントで載せられなかったツイートもあって、個人的に親しい人にはあけおめメールと一緒に送りつけて表彰したいと思います。
第10位
サチモスのボーカルは固有名詞を一切知らないので、箸のことを「細くて長いやつ」、太陽のことを「デカくて熱いやつ」、祖母のことを「古くて優しいやつ」と呼ぶ
— 芸能人㊙️情報 (@geinoujinmaruhi) September 22, 2018
たったあの曲のあの一節だけで「固有名詞を一切知らない」と断定されてしまうなんて。週刊誌でありがちな、低俗なゴシップに対する風刺が痛烈に効いていてすごく面白かったです。
第9位
新幹線で隣の席に座った老夫婦、おばあちゃんがトイレにいってる間におじいちゃんが車内販売でアイスを2個買った。ほどなく戻ってきたおばあちゃんの手にもアイスが2個。ふたりは顔を見合わせ、フフフと笑って、アイスを食べ始めた。なんだこの賢者の贈り物は。
— トミヤマユキコ (@tomicatomica) August 19, 2018
アイスのもたらす価値。CMの脚本に採用されてもおかしくないな。「賢者の」という表現がちょっとよくわからないけど、そんなつまんないことを言う必要なかった。
第8位
死後、坂上忍みたいなコメンテーターに「よくわかんないんだけどアンタが悪いんじゃないの?だって悪そうな顔してんもんねぇ」で裁かれた坂上忍
— ゴハ (@goha5800jp) August 23, 2018
こちらもちょっと皮肉めいたツイート。火の鳥の異形編*1のような世界観がたった一文で表現されていて秀逸です。現代の曼荼羅でしょうか。
第7位
さっきコンビニの入り口でワキ汗の臭いがすごい店員さんとすれ違って、急いで店の奥のドリンク棚のほうに逃げたら、1分後ぐらいに棚のペットボトルが裏からガタッて補充されて、そのわずかな隙間からワキ汗の匂いが吹き出してきた。神出鬼没だな!
— bashi_funa (@bashi_funa) August 22, 2018
『激レアさんを連れてきた。』のディレクターさんのツイート。情景がパッと浮かんで、「さっきの出来事感」がすごく伝わってくる、まさに呟きらしいツイート。「ワキガ」と決して断定しないところも良い。一生懸命働いて、たまたまその日が臭かっただけかもしれないし。ま、ワキガでしょうけど。
第6位
4コマ漫画「めっちゃ交通費もらってる奴」 https://t.co/g2e4XnC0t1 pic.twitter.com/0ChjoNvboJ
— たのしい4コマ (@sekino4koma) July 28, 2018
これ見て笑わなかったことがない。漫画らしからぬ表情の無さと全く悪びれないガーナ人がめちゃめちゃツボ。ちょっとは申し訳なさそうにしろよ。でも毎日バイト終わりに帰省するくらいだからきっと親孝行なんだろうな。
第5位
今日親からの報告多いんだけど、母親に抱っこされてる時と父親に抱っこされてる時の表情の差がウケる pic.twitter.com/ESBdhbF972
— いーさん (@loan___er) March 18, 2018
なんで?いやほんとになんで?もうそんなわけないやん。って何度もお父さんは思うんでしょうか。えさ食わせてやってるのは誰だー!って、犬にとってはそれは母親なんですよね。
4位
台湾で一番良かったのは、「娘の書いたイラストをタトゥーにしたお茶屋の店主」です。 pic.twitter.com/X4hJAPD63t
— ほくろ (@hokuro__) November 17, 2018
写真を見せてくれている左手にも笑顔の茶器がしっかり写り込んでいる。カメラロールの前後の写真をみると、刺青を入れたあとの記念写真や娘の写真を何枚も撮っていることがわかって、とっても微笑ましい気分になれますね。
3位
1ページ漫画「夏祭り」 pic.twitter.com/s94PnhWReH
— 藤岡拓太郎 (@f_takutaro) July 13, 2018
藤岡拓太郎さんの漫画はどれも陰影の書き分けが凄い。そしてこの状況、一石三鳥くらいあるな。めちゃめちゃ良い。
2位
昔友達が「唇めっちゃ乾燥するわ!!ちょっとコンビニ寄っていい?」ってリップ買うのかと思ってたらコロッケ買ってきたの一生忘れられない。
— のむらこいち☹️♻️12/28初イベント (@mo24yu) January 30, 2018
これも一石三鳥くらいあるな。これくらいエピソードに豊富になれたらといつも思うんですけどね。
1位
We're バッド・アニマルズ pic.twitter.com/lBOFl56U7J
— 猪原秀陽 (@inoharahideharu) April 19, 2018
めちゃめちゃハートフル。ファッショナブルな動物たちと正義くんとの関係性も良いし、小さないたずらの発想とか、回を追うごとに(着ている服から)うさぎが実は女の子*2であることがわかったりするとことかすごく細かい。このシリーズを見てからというもの、本屋ではしばしば児童文学のコーナーへと足を運んでいます。
最近のこと
一ヵ月ぶりの「最近のこと」。進まない卒論のことで頭いっぱいになってしまっているけれど、Dr.ハインリッヒのことも書かずにはいられない。M-1グランプリ準々決勝のネタが「めちゃめちゃヤバい」と以前ツイッターで呟いたが興奮は一向に醒めない。サイケデリックで・・・新奇性に富んだ・・・などと評論めいた形容を重ねるのも差し出がましい。野暮な表現とはわかっているが、とにかくヤバいのだ。
M-1の大会それ自体も人並みに関心が高くて、先日は大好きなジャルジャルとゆにばーすの決勝進出の吉報を聞いて喜んだのだけれども、この漫才の衝撃には勝てなかったので今週のトップに置いた。もうこちらは暗唱できるので、準備できた方(かた)からセッションしていきましょう。とにかく観てください。
gyao.yahoo.co.jp
どうでしょうか。置かれた構造を根本からは否定せずに進んでいく、という展開はおぎやはぎをはじめとしてそう珍しくはないんだけども、何しろヤバい。
「尾ヒレ硬ない?」に対して「硬いねん。」のみで処理するところ、この世は全部丸であるとして、太陽や地球を引き合いに出すところ、「短い目になった鉛筆の持つとこを長くする銀色のヤツ」のチョイス、輪廻のなかに知らず知らずのうちに入ってしまったので一度聞いた話でも「えぇっ!?」とまっさらな反応ができるところ、など断片的なものを挙げるとキリがない。
ユーモラスかどうかは正直言ってわからないんだけれど笑ってしまう。笑ったのだからきっと面白いのだろうと何だかすごく純粋になれるのも良い。過去には『ダウンタウンなう』に出演していて、そこで松本人志も評価したというのですごく救われた気持ちになった。賞レースで活躍するには「ま、焼きそばやわ」を推していくのがギリ方向性としてありそうなのだが、逆に言えば松本人志が認めたからこそM-1の舞台でこうした”媚びない”漫才ができたのかもしれない。
この漫才、ひいてはコンビの魅力を伝えようと、最初は個別エントリーの記事にしていたがどうにもまとまらなかった。言葉の連なりだけを拾うのに精いっぱいなのに、カルチャー界隈ではおなじみの「青春ゾンビ」ヒコさんはこの漫才の構成からきちんと評していて、たくさん頷いた。
冒頭から"トンネルを抜ける"というフレーズが配置されていることに驚愕し、コンクリートの割れ目はもとより、「短かい目になった鉛筆の持つとこを長くする銀色のやつ」にすら"貫通"のイメージが託されていることに震えた。
Dr.ハインリッヒ『M-1グランプリ 2018 準々決勝』 - 青春ゾンビ
ちなみに「小沢健二」「坂元裕二」「サウナ」など自分が大学に入ってから没頭した様々なジャンルのほとんどをこのヒコさんの「青春ゾンビ」から学んでいて「最近のこと」というタイトルも勝手にお借りしている。膨大な知識量はもとより、何といっても常に新しいカルチャーを吸収しているところに驚かされる。Yahoo!知恵袋の感覚で、気になることがあればいつも「from:hiko1985:自分の好きなコンテンツ」とツイッター検索しています。
卒論は結構な仕上がりになりそうで、3万字コースがほぼ確定している。書いた文章を先生に褒められた時に、あぁ、この瞬間のために自分は書いていたんだと坂元裕二みたいなことを思ったけど、ふつーに卒業のためだよな。勉強はずっと嫌いだったけど、最後に成果を残すのも悪くないともちょっとは思った。アポイントを取った専門家の人とのインタビュー調査の予定も来週にあったりするので、今からもう胃が痛くてたまらない。
月曜日は『プロフェッショナル 仕事の流儀「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二」』を観た。『Mother』にて、育児放棄をする母親の姿に視聴者から非難が殺到したことを受けて、8話で新たに母親の過去を掘り下げたという瑞々しいエピソードが聞けた。「人となりは人との関係性で決まる」からして、絶対的なものでなく、悪の一方には必ず善がある。児童虐待は到底許されない行為だけど、その結果に至るまでには必ずいくつもの積み重ねがあり、それを書いたのが8話なのだ。
『まんぷく』でも、売上を天引きした世良さんを一方的な悪者とせず、複数の視点から描いていた。「悪いな立花くん。俺かて金に困ってんのや」と悪態を付きつつ別の場面では、靴磨きの少年に対して多めにお金を払っていたり、0か100かで判断しない自然な人間像が垣間見れた。これからも世良さんとの関係は続いていくだろうし、単純な勧善懲悪に収まらないのが良かった。
水曜日、何とも哀愁を感じる川崎ビッグというサウナに行ったのち『ボヘミアン・ラプソディ』を観た。水風呂がぬるくて、かけ流しでないのが気になったがテレビが異様に多く、風呂場の至る所に設置されていた。サウナから出た後も休みながら科捜研の女を途切れずに観られた。映画の方は随分刺激が強く、音がかなり大きいのもあって別の世界にいるような感覚だった。
最近のこと(10-14-10-20)
音楽
久しぶりにTSUTAYAに行ってCDを借りてきた。実を言うとあまりCDを買ったことがない。自分たちの世代はまだCDの文化が残っていたけれど、形として残すことをそんなに重要視していなかったというか、パソコンやMDがあったからレンタルで十分だと思っていた。中学生に上がるころにはYouTubeが一般的になっていたのも影響していたかもしれない。5枚で1000円というのが基準なので今でも2500円のアルバムを買うのは躊躇がいる。ちなみに初めて買ったCDはTHE BLUE HEARTSの『HIGH KICKS』だけど、これもブックオフにあった中古のやつだ。今ではiTunesやらストリーミングサービスが台頭しているし、これから先もCDはほとんど買わないだろうな。だけどタワーレコードは必要なんだよなー。借りてきたのは以下の5枚。「5枚で1000円」というのは僕たちの世代を何というか”くくれる”ワードだと思う。
Guardians Of The Galaxy, Vol. 2
- アーティスト: Va
- 出版社/メーカー: Hollywood Records
- 発売日: 2017/04/28
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (2件) を見る
くるりの新盤の「landslide」がマジで良いのでSpotifyで是非聴いてください。ceroはちょっと敬遠していたけどOrphansを聴いてからちょっとじわじわきている。この日の帰りにはPOPEYEの映画特集も買っていたのでトートバックからはきっと良い匂いがしていたはずだ。
スピッツは一位の曲を選べないくらい好きなんだけど、そろそろベスト盤を卒業したいという思いからまずは一番新しいやつを借りてきた。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・シリーズは映画では珍しく「2」の方が良いパターンでサントラもこっちの方が好きだ。劇中でも使われる70年代の”最強ミックス”、クイルのお母さんめちゃめちゃ良いセンスしてるな。
音楽の感想を語るのは難しい。そもそもフィーリングだし、そのフィーリングの中にも「良い」と「微妙」しかない気がする。悪い音楽、嫌いな音楽なんてひとつもないんだよな。
ドラマ
『僕らは奇跡でできている』は視聴率ズレの定番ぽい。低視聴率のわりに個人的にはとても面白かった。きゅうり嫌いの人は劇中の「ピリ辛きゅうり」を見てるときっと食べたくなってしまうし、全体としてもそんなようなドラマ。あと見たのは有村架純の『中学聖日記』。モノローグ部分で謎のピンスポが照らされるアレ、演出の放棄だろって思った。台詞も全く思い出せないけどめちゃめちゃエロいので見続けている。大爆死とヤフーニュースに載っていて、今さっき毛嫌いしてたはずの世論の評価に納得してしまった。視聴率って何だろう。傑作は『獣になれない私たち』で、晶と京谷のこじれた関係も納得させられてしまう論理性があったし(上にあげた現代もののドラマの中でも)世相を一番的確に表現した作品だと思った。
ここからは余談で、現代劇なので必ずスマートフォンが出てくるのだけども、高橋一生のやつではiPhoneはそのままiPhoneとして使われていて、エロドラマではiPhoneの「竹」のサウンドをそのまま使っていたけどインターフェースが違っていて、ガッキーのやつは端末も着信音も別々だったというちょっとした違いにも気になった。
『西郷どん』はそろそろ限界で見るのをやめてしまった。本命は言うまでもなく来年の大河だし、橋本愛も早々に役割を果たしてしまったのでもうおやっとさあでした。
ラジオ
月曜日にやっていたNHKラジオ『又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間』を2時間たっぷり聞いた。自由律俳句のコーナーが面白い。特に今回はゲストにフルポンの村上が出てきて、さすがはプレバト俳句の名人8段、定型句で鍛えられた感性を遺憾なく発揮していた。俳句が好きな理由に「人間性が入り込まない」「僕という存在が切り離されていて、文章だけを判断してくれる」という点をあげていてなるほどなって思った。それはさておき「教室」というテーマからここまで発想を飛ばせるのはかっこいい。
「機内食を食べたことあるらしい」
「役に立たないのは野球も同じじゃないか」
「弄(もてあそ)ばれる松葉杖」
実は自分も俳句が趣味になりつつある。今は電子辞書の歳時記を暇なときに見るくらい興味を持ち始めているからもうちょいだ。そのためには定型句でも何でもまずは一句作ってみることから始めよう。隔週放送の次回のお題は「本屋さん」。放送を聴く限り同じ人ばかり採用されていたので競争はあまり激しくなさそうだ。
映画
ポップカルチャー界隈でじわじわ来ている『若おかみは小学生!』がめちゃめちゃ面白かった。春の屋旅館ではあらゆる人を拒まず、それは幽霊でさえも例外ではなく受け入れる、といった宮崎駿や手塚治虫などを連想させる”イズム”に感激した。「この瞬間がずっと続けばいいのに!」なんて児童文学らしさ全開の直接的な筆致も本当に素晴らしかった。ツイッターで感想を色々見ていたけど児童労働とか搾取とか言ってるつまんない人がいて働きすぎだなと思った。
その他テレビ
『タモリ倶楽部』の「文具マニアさん大賞」の回。クリップ収集家の人がただなんとなくという理由でものすごい量集めていて、タモリや他のゲストにほとんどクリップの魅力が伝わっていなかったけどこういう人大好きだ。
ビートたけしと安住アナの明大コンビでおなじみのニュースキャスター。ケベス祭りの特集がすごく良かった。神聖な火の山にケベスが侵入しその火を奪っていく。ケベスは松明を持って走り回りながら参拝者らに火の粉を振りまいていく。それを浴びた人は無病息災だか何らかのご利益を被ることができるのだが、起源も由来も不明で、代表者らしき人がインタビューを受けていてその人も何もわからなかったのが可笑しかった。ケベスが良いヤツか悪いヤツかもわからない祭りなのだが、参加者がみな楽しんでいたのがすごく印象的だった。
最近のこと(10-07-10-13)
本田翼のゲーム実況と同じくらいのペースで書いているこのブログ、全然忙しくないのに今週もこの「最近のこと」しか書けなかった。「主婦ブロガー」の語呂だけでイジっていたけれど、実際にやってみると毎日なんてとても難しい。奥さま方の努力はすさまじいのだ。
日曜日。まずは録画していた『オールスター後夜祭’18秋』をみる。ザッピングでご覧になっていた人は、余りにもマニアックな問題に眠い目をこすっていた手を止めたことだろう。ハイライトは何といってもキングオブコント王者に詰め寄る大物司会者か。キューカットで「トムハンクス セックス」と言ったジョイマン高木やどきどきキャンプのジャックバウワーならぬウォーキング・デッドのダリルとかも小さい笑いだけど面白かった。一応クイズ番組なのでそちらも取り上げると、オールスター感謝祭に紛れ込むバイきんぐ西村を当てる問題と堀内孝雄(さん)の反応を予想するクイズでめちゃ笑った。
先週買っておいた『HUNTER×HUNTER』の36巻を読んだ。ハンターハンターといえば最新巻が発売されるたびに読み直してネットの考察を熟読するほどのシンパだったんだけれども、最近はめっきり熱が冷めてしまった。何しろ回りくどい文章ばかりで頭が痛い。文字も多すぎるし、読み終わった後も『メメント』ぐらいしっくりこなかった。凱旋門賞は残念。秋真っ盛りだ。競馬ファンはレースで季節感を感じる。武豊が言うように挑戦し続けることが大事なんだよな。
月曜、卒論進めることを口実に家からほとんど出なかった。祝日は特に活動量が落ちるし、もちろん進捗もほとんどなかった。そういえば『メタルマクベス』チームがオールスター感謝祭に出場していて、宮藤官九郎脚本ということから既にチェックはしていたのだが、再び思い出した。プロモーションにまんまとハマってしまった人だ。長澤まさみは好きな女優のTOP10には入るし、めちゃめちゃ行きたいけど外タレのライブくらい高いのでずっと悩んでいる。
火曜日、特筆することがないので一旦コマーシャル。という振りも兼ねてCMの話。マリオパーティーのやつ、ウエンツ瑛士以外誰一人としてわからねえ。中条あやみと菅田将暉のカローラのCM、最後の音外すところすげーぞわぞわする。さらさらミセラーはついつい口ずさんじゃうな。おしまい。夜は何らかの飲み会があったので御茶ノ水に行った。
水曜、頭が痛いのはハンターハンターのせいか二日酔いのせいか。村上春樹のわけわからん表現にも頭を悩まされる。図書館の貸し出しパソコンのマウスが優しくなっていた。昔はクリック音が大きく、黒いやつだったと記憶しているが、今度のはあまりカチカチと音がしないやつに改良されていた。こういう細かいところに気を配ってくれている図書員さんに感謝しよう。この日も何らかの飲み会があり、時間まで暇だったのでNetflixで『南極料理人』をみた。沖田修一監督の作品の構成は本当にすごい。それぞれのエピソードは日記のように散文的で、また日記のように日常が強く描かれている。何かドラマチックなことが起こることはほとんどないのに、最後はピシッと鮮やかに締めてくれるのだ。同監督の『横道世之介』は今年観た映画の間違いなくベスト。
木曜、三日酔いを覚悟したが全く残らなかったのでホッとした。この日は久々のバイトで、旅行でのおみやげやら近隣のテナントさんから貰ったお菓子やらが集まるボックスに色々貯まっていた。休憩中に見ていたぐるナイの橋本環奈の言動が本当に残念だった。2017年あたりで「橋本環奈・広瀬すず論争」には踏ん切りを付けている。バラエティでも広瀬すずの圧勝だろう。帰ってモレイラ騎手の騎手免許試験不合格という訃報を知りがっくり。
金曜。3年生のゼミを朝から手伝って、終わる頃にはもう真っ暗。夜にはエチオピアの隣にある鴻(オードリー)でスープカレーを食べた。神保町エリアではエチオピアの隣は南スーダンではなく鴻なのだ。平屋なのに、段違いになったテーブル席は2階の設定らしく、お二階へどうぞなんて案内していた店員さんに思わずグッときた。そういえば誰かにこのブログを見てるよと言われた気がした。ファンだろうな。
土曜日。今週はほとんど遅帰りの不良だったので秋クールのドラマを一本も見れていない。とりあえず『中学聖日記』『獣になれない私たち』『僕らは奇跡でできている』をこの土日で見てみようかな。夜に同じような時間でやっていたNHK総合とBSの両番組、神々のスマホ「トレンドのカリスマ 藤田ニコルの秘密」と『推しボン!』が面白かった。
連続テレビ小説『まんぷく』の方はスタートから早くも2週間が経過したが、どうやら様々な「欲」の話らしい。人々の役に立つような発明をしたい、好きな絵を描き続けていたい、商売でお金をたくさん儲けたい、娘を支配したいなど色々な人の様々な欲求が交わされていく。それぞれが欲求が満たされた状態、すなわち「まんぷく」を目指していくのだ。
あとは今後のテーマにもつながってくるであろう「作る」と「売る」という関係性にも注目していきたい。
「君の作ったものの良さは僕の方がわかっとる。僕に売らしてくれれば軍隊相手に大儲けする自信がある」
「自信家なんですね世良さんは」
「自信がないと物は売れへん。そういう意味やったら立花君も自信家やろ」
「自分は誰にも作れないものを作ってると思いますけど...けど......」
「けどなんや」
「忠彦さんの絵、たまには売れるの?」
「好きな人は買うてくれるよ。せやけど大体売れたいと思ってへんのやからあの人は。画商が欲しがる絵は描きたくないよって」
「でも克子姉ちゃんかて旦那さんの親御さんにお金の援助してもらうのも」
「助かるわよね」
「気楽でええなあ。このうちは」
何の因果もないまま終わってしまった。構成力が今後の課題です。