そんなに自由か!

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めぐりめぐって

 JTCメーカー5年目。MBTIは92%の内向型*1なのに営業をやっている。8%の充電で外に出歩くのと同じだ。仕事を辞めずに続けてきたことと営業レポートを書くことだけが取り柄。昔は映画やドラマを観るのが好きだったけど今はそうでもない。『イカゲーム』を今さら観終えた。世の中のコンテンツを消費するスピードに驚く。ちなみにいまは『大豆田とわ子と3人の元夫』を再生中。一番好きな映画は『横道世之介』で、海外ドラマの最高傑作は『ブレイキング・バッド』と意外と気を衒わない。

 この前スピッツのライブを初めて観に行った。草野マサムネ*2を生で見た時は月並みな感想だが、この世界に本当に存在しているんだと思って、大学生のとき舞台の入場待ちで小泉今日子を見た時と一緒の気持ちになった。セットリストは公開されているので良いかと思うが、一曲目から『ひみつスタジオ』のラストナンバー「めぐりめぐって」が流れてきてグッときた。歌詞の中の「世界中のみんなを がっかりさせるためにずっと 頑張ってきた こんな夜に抱かれると思わず」という箇所がとても好きだ。めぐりめぐって - song and lyrics by SPITZ | Spotify

*1:ISFPでした

*2:もちろんスピッツは4人のバンドだけど、やっぱり草野マサムネプレゼンツではあるので

最近のこと

久々の更新です。ついには『SASUKE』の放送ペースに負けてしまうようになりました。

1年以上も停滞していたので、まずは私的なことから。昨年の12月に転勤となり、今度は浜松に来ています。

転勤に伴い、念願のマイカーを入手しまして、最近は車でラジオを聴く機会が増えています。

お気に入りは『真空ジェシカのラジオ父ちゃん』でポッドキャストで配信されているラジオです。ポッドキャストという言葉を十分に理解しないまま使っていますが、特に面白かったのは「◆43【本編】いつも心に」の「楽しかった鳩山中学校」の話題。

open.spotify.com

川北の剣道部時代の後輩が中学校の教師をしているというつながりで、埼玉県の中学校の3年生を送る会にゲストとして呼ばれ、大喜利をしたという。なんとも激尖りな中学校ですが、少しだけ引用させていただきます。(11:50-13:40ごろ)

川北:だから今日行った中学校もすごいなって、うちの中学もヤンキーゼロだったけどそれにさらに輪をかけたように

ガク:本当に0だったね。無茶苦茶平和だったね

川北:それで3年生だけが体育館に集まったんよな。ご時世で。本当は全校集会みたいな感じでやりたかったけど

ガク:ほかの子は教室から配信で見るという

川北:で、そんなんされたら3年生もうみんな友達の内輪のさ、(ノリになるはずなのに)全く出なかったよ。あれすごいよ

ガク:そうだね。ヤジ飛ばす子とかさ、全くいなかったよ

ガク:それで、ちゃんと何人か大喜利をやる子が居て、「この子以外にも全然なんか(壇上に)上がって来ていいんだよ」とか言ったらそれに応えて一番明るい子が上がってきたりとか、こっちの期待に全て応えようとしてくれる感じもあった

川北:その明るい奴もさ、ただの明るいお調子者じゃなくてさ、大喜利強くて“おもしろ”で評価されている奴だからさ。なんかすごくいい中学校だったなあそこ

理解しがたいシチュエーションにも関わらず二人の言語化の巧みさによって情景がパッと浮かんできて、「“おもしろ”でちゃんと評価されているクラスのお調子者」という視点はさることながら「“明るい子”はすぐに調子に乗るべきではなく、他の生徒にも活躍の機会を持たせてから登場するべき」という根底の考えに視点の鋭さを感じました。

話は変わりますが、ここ静岡は富山にいた時より明らかなサウナブームを感じています。聖地ともいわれる「サウナしきじ」にもしっかり足を運びました。

浜松にはスーパー銭湯系がほとんどで、良いところを探し求めていますが昨日行ったところはご意見箱的なところに「シャワーの水圧が強すぎる」と書いてあって笑ってしまいました。*1

今回もサウナとお笑いのことしか書いていませんが、また気が向いたら更新したいと思います。

*1:言うとしたら逆〜!(ガク風)

ベスト○○ 2020

晦日です。個人的に覚えている範囲で、2020年に発表されたものから色々なジャンルのベストを選びました。2020年と勝手に限定してしまったせいで、かなり選ぶのが難しかったです。今年は映画館に二度しか行けませんでした。最新のカルチャーに触れようとすることがどうしても苦手な自分への戒めのようなものも含まれているかと思われます。

2021年は魅力と才能が発揮される年*1だとあのゲッターズ飯田さんも言ってくれたので、積極的にいろんなカルチャーを吸収して、公私ともに持ち前の明るさを発揮していきたいと思います。

 

ベストバラエティー

 『有吉クイズ』

www.tv-asahi.co.jp

力の入ったバラエティでいえば相席食堂の「パンサー・尾形&サンシャイン池崎の旅!」、水曜日のダウンタウンでは『東ブクロ、先輩芸人の嫁から色仕掛けくらってもさすがにもう乗ってこない説』『NSC時代に同期一の天才だった芸人、意外とくすぶってる説』『飲食店での「いつものやつ下さい」初回で従業員に結構なインパクトを残せれば、2回目でも可能説』などはもちろん面白かったのですが、一年を通して振り返ってみると今年の感覚では『有吉クイズ』だったかもしれません。

人の容姿をいじったり、ガツガツとした笑いでなく自然体で誰もを許すような感覚、なおかつ人の意見を参考にしない感じが良くって全3回の放送を全て楽しめました。同じ文脈のなかではNHKのコント特番『ん』もゆるく面白い番組でした。

 

ベスト漫才

9番街レトロ (M-1グランプリ2020準々決勝ネタ)

www.youtube.com

「俺だってお前がおもろいと思うことおもろいと思いたいねん」は噛まずに誰かに言ってみたい。「おもろマン」や「俺が滑ってる間に逃げろ」などとM-1の漫才という厳しい枠組みのなかでどっちもわざとスベろうとする感覚は面白いなと思いました。裏の「裏笑い」って感じでしょうか。複雑になってきましたが、「おもろマン」という言葉がまず面白すぎます。

 

ベスト4コマ漫画

「突然ムリになった歌舞伎」

 

 ベストドキュメンタリー

 ETV特集』「すべての子どもに学ぶ場を~ある中学校と外国人生徒の歳月~」

www.nhk.jp

出稼ぎに来た外国人の子どもにフォーカスを当てたEテレの番組。日本に馴染めず、教育を十分に受けることができない外国人生徒の問題に対して、岐阜県のある中学校の取り組みについて密着したもの。

アバンは卒業式のシーンから始まって、もう一回それがエンディングでも映るのですが、経過のなかで感じ方がまるっきり変わっていてやっぱり映像ってすごいなってなりました。

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つたない日本語で「"頭良い"の反対」 って笑い飛ばす、キューティクルな表現が素敵!

他には『NNNドキュメント』の 「見た目と見る目」も印象に残っています。

www.ntv.co.jp

 

ベストCM

ホンダ N-ONE 「Only ONE」篇

www.youtube.com

でも俺はね京都の梅湯はPOPEYEで最も掲載された銭湯ではないかと睨んでるのよ

 

ベストソング

crystal-z 「Sai no Kawara」

www.youtube.com

純粋な自分の再生回数で選びました。音楽の感想を書くのは特に難しいですがよく聴いていました。

*1:銀の鳳凰座って何だかかっこいいですね!

最近のこと

 

ひと夏を越して、やっと新しい記事を書こうという気になりました。

毎度、冒頭に季節感を共有させておかないといけないほど更新頻度の低いブログで本当にすみません。

前回の記事から今日に至るまで、振り返ると本当に最悪でした。職場で異動があり、精神的に少しきつくなってしまったこと。ストレスと暑さで食欲がでなかったこと。インターネットの誹謗中傷のこと。エアコンの水漏れ、一向に探しても見つからないサクレのコーラ味。

レベルの違ういろんなさみしいことが起こった。特に誹謗中傷の話は、芸能の人が亡くなったりしたこともあるけれど、コロナ関連で、自分の知っている人がインターネットで誹謗中傷を受けるということがあって結構辛いことだった。出身地はインターネットと言ってもいいくらい、自己を形成してくれたものに対して明らかな劣化をみると本当に悲しい。

一度どっか逃げ出したくなったけど、なかなか帰省もしづらい状況だったりで、叶うこともなく、本当に時間が止まっていたように過ごしていた夏でした。

それでも、同期の誕生日にワニのロゴの入ったベルトをあげたら喜んでくれたり、スピッツを改めて掘ってみたり、振り返ると冴えないながらも、毎日を過ごしてきたんだなと思いました。

youtu.be

シンプルな言葉だけど「幸せは途切れながらも続くのです」という歌詞に本当に救われます。最近のアルバムの中からだと「みなと」「子グマ! 子グマ!」「ラジオデイズ」「YM71D」が好きです。

ちょっとは涼しくなってきたし、またがんばってみようと思いました。まずは、今年のヒットチャートの『愛の不時着』や『梨泰院クラス』を見てみようと思います。

 

春ということ

春は何かを始めるのにうってつけの季節だと思う。秋にも同じことが言えるかもしれないけど、秋には○○の秋やらなんやら押しつけがましい”冠”がついてしまうので、比較的寛容で新しいことを始める人を歓迎してくれる春がよい。春の風もわりかしOKな方だ。周りの人がブログを新たに始めたり再開してるのをみて、のリハビリテーションな記事です。

外出自粛ということで、普段から家に閉じこもっているような自分は更に自粛ムードな気になってしまい一層暗い気分になってしまっている。本やら漫画やら映画やら何ら受け入れるキャパシティーがない。表現の強い映画なんてもってのほかで、やる気的には『ジュマンジ』一本見るくらいがギリギリでしょうか。

最近観ているテレビも『相席食堂』か『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』くらいです。空前の千鳥ブームが来ている。先週の相席食堂も爆笑してしまった。パンサー尾形の必死で取れ高を気にする人間臭さと真面目さが大好きになってしまった。昼に絡んだオーストラリア人の家族連れと再会した時のパパの顔が最高にウケるので火曜日までに絶対に見てください。

プライムビデオで見れる回としては獣神サンダー・ライガーのやつがおすすめです。あまりにも上手すぎる前振り、捌(は)け方をもう何度もリピートして自分のものにしようと必死でいます。特にこの回はライガーさんが別に面白いことをいうわけでもないのに泣いちゃうくらい笑けてしまうんですよね。全く関係ないかもしれないけど、(最近は減ってきてはいるんだろうけど)ルッキズムを少しでも肯定してしまうような笑いやイジりをするくらいなら、笑いなんて取れなくてもいいんだと本気で思うようになりました。

tver.jp

あとは小川紗良さんがツイッターであげていたタッチの南ちゃんTシャツにグッときてすぐに見つけて買ってしまった。完全に不要不急の買い物です。

www.graniph.com

季節柄、いま住んでいる社員寮にも入れ替わりがあって、4月から女の人と住むらしい先輩から冷蔵庫をもらった。同期の先輩の友達らしいが自分は全く会ったことがない。知らない人から物をもらってはいけないと厳しくしつけられていたのにどうしようか、なんて言っても冷蔵庫は本当に便利だ。特に大好きな牛乳が保存できるのがうれしい。今まで何mlかわからない給食の牛乳みたいな紙パックのやつをずっと買っていたのがアホらしくなってしまった。あれをコンビニで買ってるのはきっと童心に帰りたい人か冷蔵庫を持ってない人でしょう。終わりです。

今日のこと

23歳。6時に一回起きちゃって2度寝して前日にVドラッグで買ったパンを食べた。毛布を洗濯してごろごろしながら将棋した。ばあちゃんからもらったカップラーメンを食べて15時からパラサイトをみるために出かけた。おかげさまでいろんな人から誕生を祝われた。ある同期がケーキ用意していると聞いて若干引いてしまった。パラサイトめちゃくちゃ面白かった。雨が上から下に落ちるように、上澄みにいる資本家と底辺にいる主人公らの対比が映像からも描かれていてすごいなと思った。洪水のときにトイレから下水が溢れ続けるのをみて、諦めてたばこを吸うヨンギョ(ジェシカ)のシーンが一番好きだった。

映画の後はブックエンドという古本屋に行った。ヒコさんがツイートしていたところだが、(自意識過剰だとは思うが)本に精通していないと入れない雰囲気がぷんぷんと漂っていて少し居心地が悪くなってしまった。あとなぜか堀道広さんのTシャツが売っていた。そのあと大和のデパートに行ってなんの目的もなく服を見た。パラサイトを見たあとだったこともあるかもしれないけど全く物欲が湧かなかった。むしろ他の同期に出くわしてがっかりした。なにわ飯店でレバニラ炒めとチャーハンを食べた。中華料理はこのふたつが絶対に美味しいし他のはあんまり頼んだ記憶がない。19:30に店を出て駅の方面に歩いた。ケーキの同期のやつは手作りだと聞いてもうちょい引いた。今から来るって言ってた。会いたい人とあんまり会いたくない人。会いたい人には会えないのに同期や会いたくない人にはがんがん来られる。23歳の自分はがんがんいけるかな。いけなくてもいいよな。行かない方がいいよな。

最近のことと5月の仕事の話

ブログを更新しないうちに2度も大相撲が開催されてしまいました。相撲より更新頻度の低いブログなんてあるんでしょうか。

八角理事長の顔がちらつくとムカつきますが、スポーツとしての相撲は面白いんですよね。なんといっても残業がなければ17時には家に着いていると言う点が大きく、幕内の相撲はたっぷり見れるんです。

前回ハマっていると書いたはずのボルダリングは5、6回くらい行ってやめました。最後行ったときには2時間くらいいたのに赤テープが一つもクリアできなかったので競技者としての自分に限界を感じるようになりました。次に興味を持つのはきっと東京オリンピックの時にチラッと見たときぐらいでしょうか。

仕事の方は工場の現場でゴリゴリ働いております。実習期間といえどおそらく半年は現場なので、もうそれはこってりです。朝ごはんを食べないと体力がもたなくなるんですけど、ここ8年間くらいモーニングに固形のものを食べる習慣がなかったので、朝食はプロテインを飲むようにしました。プロテインを飲むくらいなら、体鍛えてジムに行こうと思いまして近所のanytime fitnessに入会するようになりました。ジムに入会するまでのプロセスが全て逆になっちゃったんですけど、それもまた生活ということです。

ジムでのテーマソングは中島みゆきのファイト!で、自意識過剰になってしまいがちな自分にぴったりな曲なんです。筋骨隆々な集いの隣でしょぼいベンチプレスを披露するのが嫌でそのまま帰ったこともあります。「ただ怖くて 逃げました 私の敵は 私です」とは耳が痛くなる歌詞なんですけど重り40kgでプルプルしている自分が見られたくないし、「坊主、ここは病院じゃねーぞ」なんて新人いびりがあったら嫌だなーって思っちゃって、今日は足を鍛える日だと正当化させたりします。まあ実際にはそんなこと一切ないんですけどそんなガチな人たちに囲まれたら女子の気分になっちゃいますね。「あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ」なんて。

工場の仕事は嫌なことも色々あったんですけど、定時過ぎると目ヤニがめっちゃ出てくる先輩とも仲が良いですし、ファイルを置く場所がないほど油で汚れてる工場ですけどまったりやってます。

5月くらいにこんなブログ書いて一回消したんですけど、昇華させるために載せておきます。その時の疲弊感に比べたら最近は充実しています。びっくりする出会いもあったし、連休中に家族や後輩が来てくれたりして。あとは鶴瓶の家族に乾杯でロケに来た瑛太に会えれば言うことないんですけどね。労働とうまく付き合っていこう。

工場研修では実際に製造ラインに入って様々な現場をまわりつつ簡単な作業をおこなう。ほとんどは雑用に近い仕事で、それは棚卸しのための材料の検数であったり、完成品を発送するものなどである。ある現場では知的障害の方が働いていた。ここは完成品に傷がつかないようにキャップを付けて保護をするといった、絵に描いたような単純作業の現場なのだが、月末ということもあり、最近はこの現場に入ることが多い。研修というのは名目で、実際には人が足りていないところを補填するためだけのような気がする。

知的障害の方は、小学校1、2年生程度の知能で、簡単な会話はできるが、二桁の数字の足し算などは苦手で、10の単位でしか数を数えることができない。しかし十年以上のキャリアからか、キャップ締めに関しては自分の3倍以上早い。というよりか、工場の誰よりも早く、キャップを締めるという動作に3倍の差が生まれるんだーって思った。

自分はその人の隣で一緒にキャップを締めながら、彼の苦手な計算の作業を補助して、納入数を記録するという仕事をしていたのだが、今日はこのキャップ締めの作業が遅いからもっと早くしてと言われて非常に傷ついた。彼は悪気があって言ったわけではないし、事実自分の動作は彼よりも圧倒的に遅い。そして彼には物事を客観的に見る能力がなく、私がスポット的に入った仕事で、経験がほとんどないという前提をあまり理解できていないということもわかっている。だけど実際にそんなことを言われると、こっちは計算して払い出すところまでやっているのになんて思ったり、挙げ句にはどうして障害者にこんな事を言われないといけないんだなんて最悪な考えも浮かんでしまった。

この前に好きな食べ物聞いたら、豚汁って言ってた。「あったかくて楽しい気分になるよね」って答えていてあー同じだなって思った。本当にすみませんでした。