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最近のこと(10-14-10-20)

音楽

久しぶりにTSUTAYAに行ってCDを借りてきた。実を言うとあまりCDを買ったことがない。自分たちの世代はまだCDの文化が残っていたけれど、形として残すことをそんなに重要視していなかったというか、パソコンやMDがあったからレンタルで十分だと思っていた。中学生に上がるころにはYouTubeが一般的になっていたのも影響していたかもしれない。5枚で1000円というのが基準なので今でも2500円のアルバムを買うのは躊躇がいる。ちなみに初めて買ったCDはTHE BLUE HEARTSの『HIGH KICKS』だけど、これもブックオフにあった中古のやつだ。今ではiTunesやらストリーミングサービスが台頭しているし、これから先もCDはほとんど買わないだろうな。だけどタワーレコードは必要なんだよなー。借りてきたのは以下の5枚。「5枚で1000円」というのは僕たちの世代を何というか”くくれる”ワードだと思う。

ソングライン <通常盤:CD>

ソングライン <通常盤:CD>

 
POLY LIFE MULTI SOUL (通常盤)

POLY LIFE MULTI SOUL (通常盤)

 
Obscure Ride 【通常盤】

Obscure Ride 【通常盤】

 
醒めない(通常盤)

醒めない(通常盤)

 
Guardians Of The Galaxy, Vol. 2

Guardians Of The Galaxy, Vol. 2

 

くるりの新盤の「landslide」がマジで良いのでSpotifyで是非聴いてください。ceroはちょっと敬遠していたけどOrphansを聴いてからちょっとじわじわきている。この日の帰りにはPOPEYEの映画特集も買っていたのでトートバックからはきっと良い匂いがしていたはずだ。

スピッツは一位の曲を選べないくらい好きなんだけど、そろそろベスト盤を卒業したいという思いからまずは一番新しいやつを借りてきた。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・シリーズは映画では珍しく「2」の方が良いパターンでサントラもこっちの方が好きだ。劇中でも使われる70年代の”最強ミックス”、クイルのお母さんめちゃめちゃ良いセンスしてるな。

音楽の感想を語るのは難しい。そもそもフィーリングだし、そのフィーリングの中にも「良い」と「微妙」しかない気がする。悪い音楽、嫌いな音楽なんてひとつもないんだよな。

ドラマ

『僕らは奇跡でできている』は視聴率ズレの定番ぽい。低視聴率のわりに個人的にはとても面白かった。きゅうり嫌いの人は劇中の「ピリ辛きゅうり」を見てるときっと食べたくなってしまうし、全体としてもそんなようなドラマ。あと見たのは有村架純の『中学聖日記』。モノローグ部分で謎のピンスポが照らされるアレ、演出の放棄だろって思った。台詞も全く思い出せないけどめちゃめちゃエロいので見続けている。大爆死とヤフーニュースに載っていて、今さっき毛嫌いしてたはずの世論の評価に納得してしまった。視聴率って何だろう。傑作は『獣になれない私たち』で、晶と京谷のこじれた関係も納得させられてしまう論理性があったし(上にあげた現代もののドラマの中でも)世相を一番的確に表現した作品だと思った。

ここからは余談で、現代劇なので必ずスマートフォンが出てくるのだけども、高橋一生のやつではiPhoneはそのままiPhoneとして使われていて、エロドラマではiPhone「竹」サウンドをそのまま使っていたけどインターフェースが違っていて、ガッキーのやつは端末も着信音も別々だったというちょっとした違いにも気になった。

西郷どん』はそろそろ限界で見るのをやめてしまった。本命は言うまでもなく来年の大河だし、橋本愛も早々に役割を果たしてしまったのでもうおやっとさあでした。

www6.nhk.or.jp

ラジオ

月曜日にやっていたNHKラジオ『又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間』を2時間たっぷり聞いた。自由律俳句のコーナーが面白い。特に今回はゲストにフルポンの村上が出てきて、さすがはプレバト俳句の名人8段、定型句で鍛えられた感性を遺憾なく発揮していた。俳句が好きな理由に「人間性が入り込まない」「僕という存在が切り離されていて、文章だけを判断してくれる」という点をあげていてなるほどなって思った。それはさておき「教室」というテーマからここまで発想を飛ばせるのはかっこいい。

機内食を食べたことあるらしい」

「役に立たないのは野球も同じじゃないか」

「弄(もてあそ)ばれる松葉杖」

実は自分も俳句が趣味になりつつある。今は電子辞書の歳時記を暇なときに見るくらい興味を持ち始めているからもうちょいだ。そのためには定型句でも何でもまずは一句作ってみることから始めよう。隔週放送の次回のお題は「本屋さん」。放送を聴く限り同じ人ばかり採用されていたので競争はあまり激しくなさそうだ。

映画

ポップカルチャー界隈でじわじわ来ている『若おかみは小学生!』がめちゃめちゃ面白かった。春の屋旅館ではあらゆる人を拒まず、それは幽霊でさえも例外ではなく受け入れる、といった宮崎駿手塚治虫などを連想させる”イズム”に感激した。「この瞬間がずっと続けばいいのに!」なんて児童文学らしさ全開の直接的な筆致も本当に素晴らしかった。ツイッターで感想を色々見ていたけど児童労働とか搾取とか言ってるつまんない人がいて働きすぎだなと思った。

その他テレビ

タモリ倶楽部』の「文具マニアさん大賞」の回。クリップ収集家の人がただなんとなくという理由でものすごい量集めていて、タモリや他のゲストにほとんどクリップの魅力が伝わっていなかったけどこういう人大好きだ。

ビートたけしと安住アナの明大コンビでおなじみのニュースキャスター。ケベス祭りの特集がすごく良かった。神聖な火の山にケベスが侵入しその火を奪っていく。ケベスは松明を持って走り回りながら参拝者らに火の粉を振りまいていく。それを浴びた人は無病息災だか何らかのご利益を被ることができるのだが、起源も由来も不明で、代表者らしき人がインタビューを受けていてその人も何もわからなかったのが可笑しかった。ケベスが良いヤツか悪いヤツかもわからない祭りなのだが、参加者がみな楽しんでいたのがすごく印象的だった。